はじめに 📝
こんにちは。
私は長いこと「コリン性蕁麻疹」に悩まされていました。
汗をかくたびにピリピリとしたかゆみ、赤く盛り上がる肌、突然の発疹…。
だけど、2025年の1月から**「発汗トレーニング」と「ゾレア(自己注射)」**を組み合わせて実践した結果、いまは驚くほど症状が落ち着いています✨
このブログでは、実際にどんな風に症状が出ていたのか、私が行った発汗トレーニングの方法、ゾレア注射のこと、そしてその後の変化を正直にまとめました。
コリン性蕁麻疹ってなに?🦠
コリン性蕁麻疹は、汗や体温の上昇、緊張やストレスなどが引き金となって発症する皮膚のアレルギー反応です。
特徴的なのは、運動したとき・お風呂に入ったとき・緊張したときにチクチクかゆくなること。
症状としては:
- 小さな発疹(蚊に刺されたようなブツブツ)
- かゆみ or チクチクした痛みに近い感覚
- 出たり引っ込んだりする
原因が「自律神経」や「汗腺」などと関係しているため、なかなか厄介なんです。
🔍 参考:日本皮膚科学会
「発汗によりアセチルコリンが刺激され、毛孔周辺に蕁麻疹が出ることがある」
出典:日本皮膚科学会 蕁麻疹診療ガイドライン 2023
私のつらかった時期😢
私が初めて「これ、おかしいな」と思ったのは1年前の2024年7月。
スズメバチの巣の撤去の取材で防護服を着た時、30分ほどでかゆみがドッと押し寄せてきたのです。
それから特にしんどかったのが:
- 車の冷房で蕁麻疹が出たり
- 軽い運動で体がボコボコに
- お風呂に入ると全身かゆくなる

皮膚科で処方された抗ヒスタミン薬を飲んでも、全く効かない日々…。
汗をかくのが怖くて、運動も、お風呂も避けていたほどです。
発汗トレーニングとの出会い🚿
ある日ふと思いました。
汗を避けている限り、治らないのでは?
そこで始めたのが「発汗トレーニング」でした。
これは、お風呂などで意識的に軽く汗をかくことで、体を汗に慣らしていくというもの。
私が実践した発汗トレのやり方:
1日目〜14日目
- お湯に20分の(38〜40℃)の半身浴
- 最初は5分から。体が温まってきたら終了
- じんましんが出ても無理しない。日を置いて再トライ
- タオルで優しくふいて、自然に汗を引かせる
15日目〜
- 40分の半身浴
ゾレア投与後〜
- 40分の入浴 うち15分は 42℃に温度を上げて手と足だけをつけて入浴
私は下のように浴槽に椅子を入れて、手足だけの入浴を行います。
汗が出づらくなっていた自分でも、体に負担をかけずに汗をかけられます。
※個人的にはここが一番重要だと感じています

最初の1〜2週間は、正直つらかったです。
けれど、**ある日ふと「今日はかゆくないかも?」**と感じた瞬間があり、そこから少しずつ回復の兆しが。
ゾレア自己注射もスタート💉
汗トレを始められたのは、皮膚科で紹介されたのが「ゾレア(オマリズマブ)」という薬。
アレルギーに関わるIgE抗体をブロックする薬で、以前から喘息や慢性蕁麻疹に使われていたそうです。
コリン性蕁麻疹にも効果が期待できるとのことで、自己注射で月1回のペースで始めました。
金額は?💰
私の場合、1回あたり約12,000円ちょっと(保険適用後)
高いですが、「外出が怖くない生活」が戻るなら、正直安いとさえ思いました。
効果はどうだった?💡
ここからはあくまで私の体験ベースになりますが…
- 半身浴で汗をかいても、ほとんど症状が出ない日が増えた
- 外を少し早歩きしても、かゆくならない
- 急な緊張やストレスでも肌に異常が出にくい
- 気持ち的にもかなり前向きに✨
完全に治ったわけではありませんが、**「うまく付き合えるようになってきた」**という感覚です。
まとめ🍀
コリン性蕁麻疹は、まだまだ解明されていないことも多い疾患です。
ですが、自分の身体に合った方法で少しずつ慣らしていくことで、症状を和らげることはできます。
私にとっては:
- 汗を恐れずに、少しずつ体を慣らしていく「発汗トレーニング」
- アレルギー反応を抑える「ゾレア自己注射」
この2つの組み合わせが、生活を変える大きなきっかけになりました。
再び悪化するのではないかという不安と闘いながらも寛解を目指したいと思います。
もし同じように汗や蕁麻疹で悩んでいる方がいたら、**「焦らずに一歩ずつ試してみてほしい」**というのが、いまの私の気持ちです。
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